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クロ・ド・ラルロ若木区画キュヴェPetit L'arlotの名称変更 植樹: 1987~1989年, 新樽比: 40%, 11樽生産, 樽熟16~18ヵ月
ル・プティ・アルロは、これまでクロ・ド・ラルロ1er Cruの若木から造られていました。ニュイ・サン・ジョルジュの村名でしたが、近年明らかにニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cruにふさわしい品質へと進化しました。
そこで私たちはニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cruとして新たに「キュヴェ・モン・デ・ゾワゾー」というキュヴェとしてリリースする事を決めました。
Nuits Saint Georges (Villages ) Cuvee "Le Petit Arlot” リリース無し
→Nuits Saint Georges 1er Cru Cuvee "Mont des Oiseaux" へ名称変更
【Mont des Oiseaux(モンデゾワゾー)に関して】
将来的には、Mont des OiseauxももちろんClos de l'Arlot、一つのキュヴェになる可能性はあります。しかし今の地点では、まだPetit ArlotをClos de l'Arlot Rougeにブレンドするのは少し早いと判断しています。ですので、2015は NSG 1er cru Clos de l'Arlot rougeとNSG 1er cru Mont des Oiseauxをご案内しています。
また2016年は少し状況が違い、二つのキュヴェを作る収穫量を確保出来なかったため、再び来年のオファーではle Clos de l'Arlot rougeの一キュヴェとなります。
キュヴェ名の由来:何かこのパーセルを取り囲む自然(iris(アイリス、アヤメ科)や桜、果樹園など)と関連のある名前をつけたいとみんなで探していたところ、ジェラルディンヌがClos de l'Arlotの区画を取り巻く道の名前のMont des Oiseaux(鳥の山)を思いつきました。
DOMAINE DE L'ARLOT NUITS SAINT GEORGES 1ER CRU CUVEE MONTS DES OISEAUX
ドメーヌ・ド・ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ 1er キュヴェ・モン・デ・ゾワゾー
生産地:フランスブルゴーニュコート・ド・ニュイニュイ・サン・ジョルジュ
原産地呼称:AOC. NUITS SAINT GEORGES
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
ワインレポートより、ドメーヌ・ド・ラルロ 2018 試飲記事
優れた醸造家とテロワール、官能的なドメーヌ・ド・ラルロの美しい液体(ブルゴーニュ2018)
2020/01/29試飲
アクサ・ミレジムのクリステャン・シーリーが指揮するワイナリーが成功する中で、ドメーヌ・ド・ラルロもまた高品質を保ち続けている。彼はピション・バロンやスデュイローなど、ボルドーのシャトーの品質を引き上げたが、複雑な風土のブルゴーニュで安定した水準を保っているのは、卓越したテロワールに優れた人材を投入してきたからだ。
プレモー・プリセにあるドメーヌ・ド・ラルロの基礎をなすドメーヌ・ジュール・ベランをアクサ・ミレジムが購入したのが1987年。ドメーヌを取り巻くクロ・ド・ラルロとクロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュにコンブランシアンのクロ・デュ・シャポーを加えた3つのモノポールが核をなしていた。ド・ラルロは資本力を得て、醸造所を改修、ロマネ・サン・ヴィヴァン、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・レ・スショを買い足して畑を約14haに拡大した。
テロワールだけでなく、人材も優れていた。アクサ・ミレジムが支配人に任命したジャン・ピエール・ド・スメは、1977年にブルゴーニュにやってきて、ドメーヌ・デュジュックで修行した。大胆な全房発酵はジャック・セイスの影響を受けている。ド・スメが2007年に引退した後は、彼の下で働いていたオリヴィエ・ルリッシュが引き継いだ。オリヴィエが自分のドメーヌに専念するために退職した後の2011年に来たのがジャック・デヴォージュ。ジャックはド・ラルロの品質を不動にし、クロ・ド・タールに引き抜かれ、今はクロ・デ・ランブレイを造っている。
ジャックがトップドメーヌで造るエレガントなワインを試飲すると、後任は荷が重そうだと思っていたが、それは杞憂だった。2014年に着任したジェラルディンヌ・ゴドは、微生物学と醸造学を収めている。繊細なワイン造りを歴史的なドメーヌに導入した。アレックス・ガンバルで支配人と醸造責任者を務め、フィリップ・コラン、アンリ・ノーダン・フェランでも経験を積んだ。いずれ劣らぬ造り手。ジャン・イヴ・ビゾの妻クレール・ノーダンの下で働いたというだけでも、その経験値の豊かさがわかる。
ド・ラルロは2000年にオーガニックに転換を始め、2014年にAB(アグリキュルチュール・ビオロジック)の認証を得た。2003年からビオディナミの手法を取り入れている。ブドウは樹の上とカーブで2度選果され、果帽は手で押し下げ、ポンピングオーバーは最小限しか行わない。ゴドは新樽比率を下げ、抽出は穏やかで、透明感あふれるワインをものにしている。
1月半ばの訪問時には、ゴドは不在だった。出産休暇中で、2月の瓶詰め時に戻ってくるという。働く女性の権利が保護されるフランスだが、技術責任者ともなると、長い休暇をとるのは難しいのだろう。樽から抜いた2018を試飲した。収穫は9月1日に始め、7日に終えた。シャルドネは涼しい早朝に収穫した。7月の雹で生産量は減ると思われたが、最終的には平年並みに収まった。夏の暑さを感じず、いつも通りの美しい液体だった。試飲はサンプルボトルからコラヴァンで。
ギィド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2020で、ドメーヌ・ド・ラルロは3つ星に昇格した。それも当然と思えるフィネスとエレガンスを秘めたワインばかりで、高次元で品質が安定している。
輸入元はAmZ。
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雑談が好きなしがなきゲーマーのちょっと辛めな日々のおまとめ